グラドゥアーレ 叩いた今回は違う

2020年12月25日 18:50

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土曜中山、日曜阪神で合わせて7鞍に騎乗します。

オオシマサフィール(土曜1R)はデビューした時はもっとやれると思いましたが、近走が案外なんです…。ダートでどう変わってくれるかですね…。

オジョウサン(土曜2R)はまだこれからの馬ですが、今週の動きは悪くなかったので、前進を期待したいですね。

グラドゥアーレ(土曜7R)の前走は伸びませんでしたが、休み明けでしたからね。叩いた今回は違うと思いますし、あとはハマるかどうかだと思います。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rオオシマサフィール ☆☆
 ここまで5戦しているが、ワンパンチ足りない競馬続き。先行するスピードはあり、ダートでもうひと粘りがあるかどうか。5戦して4回馬券圏内があるシュアーヴアリア、競馬センスがいいボイラーハウス、使いつつ渋太さが出てきた印象のカツノサンキュウが上位候補か。

2Rオジョウサン ☆☆
 前走は追ってからが案外だったが、若干急仕上げが応えた印象。半兄にエスポワールシチーがいる良血馬で、叩いた上積みが見込めれば前進があっても。好仕上がりのロイヤルダンス、前走の末脚が目立っていたセルヴァン、前走はゴール前でバランスを崩す場面があったモーリスシチーが上位候補か。

7Rグラドゥアーレ ☆☆☆
 前走は5着だったが、休み明けの分と脚抜きのいいダートで前残りの展開にも泣かされた印象。過去に現級での好走歴は多数あり、叩き2戦目と力の要る良馬場なら変わる可能性は十分。先行力があり2戦連続で2着のラフィンクロンヌ、前走は包まれ脚を余したネオレインボウ、末脚堅実なダンシングサンダーが強敵か。

11Rホールシバン ☆☆
 ここまでダートで3戦2勝だが、初芝でGⅠのメンバーでは未知な面が多すぎる。大型馬で使いつつ状態は良くなっている印象だが、どこまでやれるか今回は試金石の一戦か。息の長い末脚が武器のオーソクレース、まだ気性面の若さは残るが前走楽勝で能力高いダノンザキッド、競馬センス十分で仕上がりも良いランドオブリバティが上位候補か。


日曜日
3Rサンライズゴラッソ ☆☆☆☆
 末脚は堅実で、ここまで3戦して2着1回3着2回。左回りだとモタれる面があり阪神に替わるのは好材料で、今回のやや低調なメンバー構成なら勝ち負けを期待できそう。ダート2戦目で更に前進が見込めそうなトーセンアラン、渋太く脚を使い新馬戦で3着と好走したシゲルダイナミック、ダートでもうひと粘りを狙うアスクスタイルマンが強敵か。

11Rスマートセラヴィー ☆☆☆☆
 昇級初戦だった2走前にいきなり2着とメドを立てると、前走は2番手から抜け出し快勝。舞台は前走と同じ阪神ダート1400メートルで、今回は斤量1キロ減。今の充実振りなら上位争い必至。渋太さがあるメイショウテンスイ、前走の末脚が目立っていたデザートストーム、近走安定しているヴァニラアイスが強敵か。

12Rステイオンザトップ ☆☆
 前走は15着だったが、出遅れもあり最後方からの競馬で流れに乗れず参考外の一戦。2走前にタイム差なしの2着と好走した距離に戻り、スタートが決まれば変わる可能性十分。1400メートルはベストのレノーア、前走上々の粘りを見せたガゼボ、叩いて動きが良くなったメモリーコロネットが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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