NHKマイルCの枠順が確定!

2021年5月7日 10:00

NHKマイルCの枠順が確定!

 2歳王者グレナディガーズは4枠8番からGⅠ2勝目を目指す。今年初戦のファルコンSでは敗れたものの、他馬より1キロ重い57キロを背負った。さらには相棒の川田がレース後「かなり力んでいました」と話していた通り折り合いも難しく、その中での2着なら評価を落とす必要はない。むしろ当日の気配が申し分なければ抜けた存在か。朝日杯FSの優勝タイムは1分32秒3。スピード能力に疑う余地はなく、高速馬場の府中は最適とさえ言える。父フランケルは18年の安田記念を制したモズアスコットも輩出しておりこれもまた好材料だ。

 逆転候補には矢作厩舎の2頭があがる。前走ニュージーランドTで5馬身差圧勝とインパクトある勝ち方を見せたバスラットレオンは2枠4番に入った。逃げて連勝中の同馬は1週前に坂路で800メートル50秒5の自己ベスト記録しておりまさに"充実一途"。今週の追い切りは藤岡佑と呼吸を合わせることに終始した。前走、重馬場のアーリントンCで重賞Vを決めたホウオウアマゾンも侮れない存在。母ヒカルアマランサスは東京マイルで行われたヴィクトリアマイルで2着した実績がある。調教後、武豊は「すごく乗りやすい」とアピール。7枠13番から重賞連勝での戴冠を狙う。

 シュネルマイスターは7枠15番から。弥生賞ディープインパクト記念では決して得意ではない馬場の中で2着。今回の硬い馬場は追い風に、マイルでこそ真価を発揮するはず。ファルコンSでグレナディガーズを撃破しているルークズネストは2枠3番に入った。重賞で厳しい流れを経験していてここでも侮れない1頭だ。

 中の人注目ソングラインは5枠10番に入った。前走の桜花賞は15着大敗も3コーナー手前で他馬の不利を受けてそこでレースが終わってしまった。東京マイルは未勝利勝ちの舞台。見直したい。

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