CBC賞の枠順が確定!

2021年7月2日 10:40

 今年は中京から小倉に場所を移して開催される「第57回CBC賞」。小回りの開幕週ということで、枠順も大きな意味を持ってくるだろう。昨年の開幕週に行われた芝1200メートルでは8鞍のうち逃げた馬の6勝。今年も"逃げ馬"に注目だ。

〝九州産の星〟ヨカヨカは6枠9番に入った。小倉では2戦2勝でどちらも逃げ切り勝ちと舞台設定はバッチリ。重賞2着2回と実力は申し分なく、古馬との初対戦とあって斤量も51キロと手ごろだ。九州産馬16年ぶり、熊本産馬に限れば史上初となるJRA平地重賞制覇はもう手の届くところまで来ている。

 スタートが改善したピクシーナイトは7枠11番から。ここ3戦は逃げの手を打っており、展開面でもカギを握る。マイルで見せたスピードがあれば、初のスプリント戦でも通用してよい。名手・福永の継続騎乗も心強い。重賞2勝の実績馬タイセイビジョンは1枠1番。前走は2番人気に支持されながらチグハグな競馬が響き12着。叩き2走目の今回は前進が見込める。小回りコースにも良績があり、トップハンデの57キロを克服できれば上位争い必至だ。

 中の人注目は5枠6番のビオグラフィー。今年に入って2勝クラス→3勝クラスを連勝し、初の重賞挑戦となった前走・京王杯SCでも5着と充実期を迎えている。全4勝のうち、稍重で2勝、不良で1勝と渋った馬場も歓迎。前走から1キロ減の53キロで走ることが出来るのも魅力的だ。勢いのある"夏の牝馬"は侮れない。

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