3人の調教師が大接戦演じた英国障害
2024年5月2日 05:30 英国における障害の23~24年シーズンが、4月27日にサンダウン競馬場で行われた開催をもって閉幕した。ウイリー・マリンズ、ダン・スケルトン、ポール・ニコルスの3調教師が大接戦を演じていた調教師リーディング(賞金獲得順)は、332万6135ポンド(約6億6000万円)を収得したマリンズ師が獲得。拠点であるアイルランドでは07~08年以降、16季連続でリーディングの座にあるマリンズ師だが、英国で首位になるのは初めて。アイルランドを拠点とした調教師が英国リーディングを獲ったのは、53~54年のヴィンセント・オブライエン師以来、実に70年ぶりの快挙だった。
また、ハリー・コブデンとショーン・ボウマンが競り合っていたリーディング騎手(勝利数)は、閉幕前日にチェプストウ競馬場でコブデンが2勝を挙げた段階で勝負あり。キャリアハイとなる164勝を挙げたコブデンが、157勝のボウマンに7勝差をつけてタイトルを奪取。25歳のコブデンにとっては、デビュー10シーズン目にして初のリーディング獲得となった。ピックドーヒーとのコンビで制したG1アスコットチェイスなど、2つのG1を含む12の重賞を制し、内容的にも濃い1年だった。 (競馬評論家)
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