BCクラシック1番人気候補ソヴリンティ レース5日前熱発
2025年10月30日 05:30 1日(日本時間2日早朝)に行われるBCクラシックで本命視されていたソヴリンティ(牡3)が、レースを5日後に控えた27日に熱発した。
私を含めたグリーンチャンネル取材班は、28日午前9時に、ソヴリンティを管理するW・モット調教師のインタビューをとるアポを取っていた。デルマー競馬場にあるモット厩舎に出向き、カメラを向けた途端、「実は昨日…」と、管理調教師が切り出したのだ。私たちと、その場に居合わせた、BCを生中継するファンデュエルTVのクルーが、驚きのニュースを耳にした最初のメディアだったと思う。27日に上昇したソヴリンティの体温は、28日朝には平常に戻り、馬はカイバを残さずに食べているという。血液の検査結果を吟味し、馬の状態をモニターしているところだが、100%の状態でなければ出走させないとモット師は語っており、この原稿が皆さまの目に触れる頃には、あるいは既に取り消しの決定が下っている可能性もありそうだ。前走のG1トラヴァーズSを10馬身差で制し、3度目のG1制覇を果たしたソヴリンティは、27日の枠順確定後に主催者が発表した単勝オッズで、2・2倍の1番人気に推されていた。(競馬評論家)