ゲゾラ現役続行 26年の米国牝馬芝戦線中核に
2025年11月13日 05:30 1日にデルマーで行われたG1・BCフィリー&メアターフを制したフランス調教馬ゲゾラ(牝3)が、米国に移籍した上で、4歳となる来年も現役を続けることになった。同馬を所有するピーター・ブラント氏が、9日に明らかにしたものだ。
フランスの名門エトレアム牧場による生産馬で、生産者の所有馬としてN・ルロック厩舎から2歳7月にデビューしたゲゾラ。2歳時は4戦し、G3レゼルヴォワール賞を含む2勝を挙げた後、米国人馬主のブラント氏が購買し、F・H・グラファール厩舎に移籍。6月にはフランスのオークスに当たるG1ディアーヌ賞優勝を果たした。
後方待機から末脚を繰り出すのがゲゾラの競馬スタイルで、小回りのデルマーでどんな競馬をするかが注目されたのがBCフィリー&メアターフだったが、13頭立ての6番手につける競馬で快勝。米国の競馬にも十分対応できることが分かったことから移籍を決めたもので、ブラント氏のシスターチャーリーで18年のBCフィリー&メアターフなど7つのG1を制したチャド・ブラウン厩舎が、米国における受け入れ先となる。同馬が26年の米国牝馬芝戦線の中核となるのは、間違いなさそうだ。 (競馬評論家)