障害王者コンスティテューションヒル平地転向か

2025年12月11日 05:30

 英国で障害2マイル路線の絶対王者として君臨したコンスティテューションヒル(セン8)に、平地競馬転向プランが浮上している。

 21年12月のハードルデビュー以来、25年1月にG2インターナショナルハードルを制するまで、チェルトナムのG1チャンピオンハードルを含めて無敗の10連勝をマーク。この間、2着馬につけた着差の平均が10馬身1/4と、圧倒的強さを見せたのがコンスティテューションヒルだ。ところが、25年のG1チャンピオンハードルで、6号障害で飛越に失敗して生涯初の落馬を経験すると、続くG1エイントリーハードルでも落馬。昨季最終戦のG1パンチェスタウンチャンピオンハードルでは完走したものの、6頭立ての5着に敗退。そして今季初戦となった11月29日のG1ファイティングフィフスハードルでも第2障害で落馬してしまったのだ。ファンからは、引退すべきとの声が上がっている一方、沈黙を守っている管理調教師のN・ヘンダーソンは、同馬を平地の競馬に使うことを考慮していると伝えられたのだ。果たして、コンスティテューションヒルに関してどのような決断が下されるのか。ファンは大きな注目を寄せている。(競馬評論家)

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