天皇賞・春の枠順が確定!

2024年4月25日 14:45

 昨年の菊花賞馬ドゥレッツァは6枠12番に入った。今季初戦は、ゆとりあるローテーションを理由に金鯱賞を選択。休み明けもあり、プログノーシスには5馬身差をつけられたものの、2着は確保し格好をつけた。陣営は上昇ムードを強調。「上がり調子で怖いもの知らずだった菊花賞の頃の雰囲気が戻ってきた」との言葉はなんとも頼もしい。クラシックホースに輝いた思い出の京都で、GⅠ2勝目を狙う。

 7枠14番に入ったテーオーロイヤルは一昨年の3着馬。骨折で休養を強いられたものの、昨秋に復帰すると長距離重賞を連勝中と勢いがある。現役屈指のステイヤーと言っても過言ではなく、ここでも当然の主役候補。岡田師&菱田の師弟コンビでG1初制覇に挑む。

 昨年のダービー馬タスティエーラは4枠7番。昨年は菊花賞で2着と、距離が延びても問題ないだけに、巻き返しに期待がかかる。前走・ダイヤモンドS2着のサリエラは1枠1番から。牝馬Vなら、1953年のレダ以来となる快挙。騎手の手腕が問われる長距離戦だけに、武豊の騎乗は百人力だ。

 中の人は3枠5番ブローザホーンに注目する。3着に終わった阪神大賞典は折り合いに課題を残したものの、適性は間違いない小柄なステイヤー。折り合い解消に主眼を置いた調教が実を結ぶか。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム