ジンジャーブラッド 当日の落ち着きがカギ

2021年7月30日 14:55

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて10鞍に騎乗します。

ボルタドマール(土曜1R)の前走は外に張っていたので、左回りの新潟に替わるのは良いと思います。ダートは合っているので、うまく立ち回ればチャンスはあると思います。


ジンジャーブラッド(土曜7R)の前走はイレ込みがキツかったですね。このクラスでもやれる能力はあるので、あとは当日の落ち着きがカギになりそうです。

グラドゥアーレ(日曜8R)はハマり待ちですね。いつも通りの競馬をして展開が向くかどうかです。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rボルタドマール ☆☆☆
 前走はハイペースを先行し0.2秒差の3着とダート適性を示す好内容。先行有利な新潟に替わるのはプラスで、今回も上位争い可能。前走は3角で躓く不利があったクラーベドラド、センスがいいカラフルキューブ、いいスピードを持っているハルキファイトが強敵か。


2Rネフュージュニア ☆☆
 前走は10着だったが、洋芝が合わなかった印象。春の新潟で3、5着があるようにコース替わりはプラス。展開ひとつで前進は十分可能。末脚堅実なヘアケイリー、調教の動きが良くなっているヤマニンサンパ、長くいい脚を使えるテイクバイストームが上位候補か。


5Rメジャークオリティ ☆☆
 もう一追い欲しいところだが、時計的には及第点。気性も問題なく、初戦から差のない競馬ができても。好馬体のショウナンアメリア、好時計をマークし動き目立つプラニエータ、鋭い動きを見せているランコントルが上位候補か。


6Rクイーンアポーン ☆☆
 全体時計は悪くはないが、まだ追ってからの反応が物足りない印象。使いつつ良くなってからか。質の高い併せ馬を消化してきたザンゲツ、中間に栗東坂路で51秒台の好時計をマークしているタイセイフェイバー、短距離向きの気性でいいスピードを持っているロッホローモンドが上位候補か。

7Rジンジャーブラッド ☆☆☆
 前走は5着だったが、休み明けで少し気負っていた分、粘りを欠いた印象。未勝利を5馬身差つけ楽勝している実績馬で、叩き2戦目で上位争いは十分可能。前々で運べる器用さがあるサンライズグリット、前走の末脚が目立っていたアンクラウデッド、前走ダート替わりで楽勝したブラビオが強敵か。


日曜日
3Rトランセンドパスト ☆☆☆
 ダート短距離にシフトしてから安定した成績で、1200メートルも現状ではベストの距離。休み明けになるが仕上がりも良く、上位争いは十分可能。距離短縮は好材料のノーブルグレイス、渋太さを見せ前走が好内容の3着だったオープンワールド、休み明けだが好仕上がりのメイショウハマユウが強敵か。

6Rスノーグレース ☆
 まずまずの動きを見せて能力は秘めていそうだが、まだ仕上がり途上の印象。使いつつ良くなってからか。鋭い動きを見せているサブライムアンセム、好馬体で動きも目立つグランスラムアスク、1週前に抜群の動きを見せたナムラクレアが上位候補か。

8Rグラドゥアーレ ☆☆
 他力本願な面があり勝ち味に遅いが、現級での好走歴は多数。前がやり合う展開になれば食い込みがあっても。ダートでは安定しているゴールデンプルーフ、前走は躓く不利があったジッピーレーサー、末脚堅実なノーリスが上位候補か。

9Rラヴベローナ ☆
 芝・ダートは問わないが、ワンパンチ足りない競馬続き。展開の助けがないと上位争いまでは…。昇級初戦の前走で2着といきなりメドを立てたアンドヴァラナウト、好仕上がりのワイドエンペラー、前走の末脚が目立っていたマジストラルが上位候補か。

11Rフィリアプーラ ☆☆
 今回と同じ新潟1800メートルだった2走前の福島牝馬Sでは、上々の粘りを見せ0.1秒差4着。以前よりもスタートが良くなっており、前々で運べれば粘り込みがあっても。前走は道悪が応えたフランツ、充実著しいジュンライトボルト、動き良く好仕上がりのサトノウィザードが上位候補か。


<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中

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