阪神Cの枠順が確定!

2021年12月24日 10:20

 快速自慢が集う暮れの阪神短距離重賞「第16回阪神C」。関西圏で行われる重賞ながら関東馬が強いレースで、19年グランアレグリアの圧勝劇は記憶に新しい。今年も美浦から参戦する3歳牝馬、8枠17番ソングラインに注目が集まる。大きく崩れたのは致命的な不利を受けた桜花賞(15着)のみで、前走・富士Sでは古馬を破って重賞初制覇。1400メートルは紅梅Sで勝っており、距離に問題はない。来年2月26日にサウジアラビアで行われるG3・1351ターフスプリント(キングアブドゥルアジーズ芝1351メートル)への登録も済ませており、来年に向けて弾みをつけたい一戦となる。

 3歳牡馬も有力馬がズラリ。なかでも昨年の朝日杯FSをレコード勝ちした6枠12番グレナディアガーズの巻き返しに期待がかかる。前走・マイルCSから1Fの短縮も陣営はペースが流れやすい1400メートル戦を歓迎。未勝利戦を勝った舞台で1年ぶりの勝利を狙う。古馬では4枠7番ダノンファンタジーが連覇に向けて虎視眈々。阪神で重賞を5勝しているコース巧者で、鞍上は昨年と同じ藤岡佑と死角はない。タレント揃いだった現5歳世代の2歳女王が実力を見せつける。

 中の人注目は6枠11番のシヴァージ。前走の京阪杯では1番人気を背負いながら6着と冴えなかったものの、8戦連続で上がり3F最速を記録したこともある決め手は魅力。脚をためられる展開になれば、台頭してきてもおかしくない。

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