大阪杯の枠順が確定!

2022年4月1日 09:20

 注目の一戦。昨年の年度代表馬エフフォーリアが3枠6番から始動戦を迎える。強い現4歳世代の大将格として、昨年は有馬記念を制してエフフォーリア時代を印象付けた。しかし鹿戸師は「有馬記念は能力だけで勝ってくれた」と末恐ろしいジャッジを下す。中間は心身ともに成長した姿をアピール、4歳初戦を万全の状態で迎える。唯一先着を許したシャフリヤールは先週ドバイでGⅠ2勝目。再度相見えるまでこちらも負けてはいられない。

 相手筆頭はこちらも4歳世代、2枠4番のジャックドールだろう。父モーリスを彷彿とさせる連勝街道を昨年9月から走り続けてきた。重賞初挑戦となった前走の金鯱賞もGⅠ馬を相手に逃げてレコードVの圧倒的なパフォーマンス。エフフォーリアに挑戦状をたたきつけた。中間は追われるとスムーズに加速、ラスト1F10秒8の切れ味からは非凡な能力が垣間見えた。初のGⅠ挑戦も不安はない。

 連覇を狙うレイパパレは7枠14番に入った。昨年この舞台で負かした相手はコントレイル、グランアレグリアと泣く子も黙るメンバー。その後は距離を伸ばして惜敗が続いたが、ベストの2000メートルに路線を戻し、GⅠ2勝目を視界にとらえる。昨年エリザベス女王杯を制したアカイイトは3枠5番。前走の金鯱賞は本番を見据えた仕上げながら3着と格好をつけた。長くいい脚を使うだけに阪神内回りコースはピッタリ。一雨があるならパワフルな脚が前を飲み込むシーンも。

 中の人注目ヒシイグアスは5枠10番に入った。昨年の天皇賞(秋)は8カ月の休養明け、外枠でありながらも5着。非常に高いポテンシャルを示した。前走・香港CはGⅠ制覇目前で名牝ラヴズオンリーユーが立ちふさがったが、能力は間違いなくGⅠ級。ここでも侮れない。

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