2強の様相。4枠5番のメイケイエールは重賞５勝の実績を誇る。前走、5月の京王杯スプリングCは1F延長の課題を克服して勝利。成長を示す一戦だった。充実した夏も過ごした。「乗った瞬間から違うと感じました。芯が入ってきましたね」と稽古で手綱を取った池添も成長を口にする。ポテンシャルは間違いなくGⅠ級。4歳秋を迎えて、悲願のGⅠ制覇に向け弾みをつける一戦としたい。

　並みいる強豪牡馬を蹴散らし、安田記念を制したソングラインは7枠11番から秋初戦を迎える。この後はＢＣマイルで米遠征を予定。その前に６Ｆの速い流れを経験しておくのが狙いだ。スピード豊かなソニンク牝系で血統的には６Ｆでも対応可能。当然、久々でも軽視できない。

　前走の北九州記念では16番人気ながら1着、激走を見せたボンボヤージは吉兆か、再び1枠1番を引き当てた。逆転でのサマースプリント王者を狙う。

　中の人は6枠9番ダディーズビビッドに注目。マイル戦を除けば【2-4-0-1】と中京は最も得意の舞台。16着に沈んだ葵Sも折り合いを欠いての結果で、今はそこに不安はない。