天皇賞・秋の枠順が確定!

2022年10月27日 14:40

 3度目のGⅠ制覇へ、ダービー馬シャフリヤールは5枠8番に入った。今年に入ってドバイシーマクラシック制覇、英GⅠプリンスオブウェールズS4着と海外で経験を積んだ。昨年11月のジャパンC以来となる国内戦、藤原師は「成長している」と手応えを口にする。調教でもはつらつとした動きを見せており、好調をアピール。来日中のC・デムーロと天皇賞馬の称号を目指す。

 ジャックドールは5枠9番から。昨年9月から今年3月の金鯱賞まで父モーリスを想起させる破竹の5連勝。続く大阪杯では厳しいローテもあり5着に敗戦したが、そこから4か月の休養を挟み挑んだ前走・札幌記念では控える形で勝利を手にした。陣営は早くから「秋の盾」を最大目標に掲げており、馬の成長曲線もぴたりと合致。このチャンスをものにしたい。

 展開の鍵を握るパンサラッサは2枠3番に入った。今年初戦の中山記念を制すと、3月のドバイターフでも逃げて1着、GⅠ馬の仲間入りを果たした。前走の札幌記念でも負けて強しの2着でここでも侮れない一頭だ。

 3歳馬も世代トップクラスが参戦。木村師が送りこむ2頭が強力だ。GⅠ2勝目を狙う皐月賞馬ジオグリフは4枠6番から。ダービーは距離の壁に屈したが、2000メートルなら反撃必至。「うちのエースはジオグリフ」との師の言葉が非常に魅力的だ。4枠7番に入った、僚馬イクイノックスは春の2冠でともに2着。完成度ならここでも見劣りすることは無い。

 中の人は3枠4番ポタジェに注目。春に大阪杯を8番人気で制したが、その後の宝塚記念は暑さで体調が整わず11着に敗れた。秋初戦の毎日王冠も6着に敗れており、今回の人気落ちは必至だろう。厳しいレースになるこの一戦で内枠をゲット。持ち前の機動力が最大限生かされるはずだ。

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