連覇を狙うエイティーンガールは5枠9番に入った。昨年は上り3F33秒5の末脚を繰り出し、気持ちのいい差し切りVを決めた。6歳牝馬ながら前走のスプリンターズSでは6着と脚力は健在。展開に注文はつくが、荒れた阪神の馬場を味方につければ連覇も見えてくる。

　7枠14番に入った3歳馬トウシンマカオも注目の存在だ。前走オパールSは今回と同じ阪神1200メートルが舞台。降りしきる雨の中を素晴らしい末脚で差し切った。活躍著しいこの世代の注目株が重賞初制覇に挑む。

　昨年2着のタイセイビジョンは6枠11番から。今年の4月以降、前走のスプリンターズSこそ13着に終わったが、それまではオープンや重賞で3連続2着。高値で安定していた。５８キロを背負うが、ここも侮れない。3枠5番テイエムスパーダはルーキー・今村聖奈とのコンビが復活。23日は栗東坂路の1番時計となる4F50秒2をマークするなどスピードをアピールしており、重賞2勝目へ準備を整えてきた。

　中の人注目は2枠4番のスマートクラージュ。前走のオーシャンSでは1番人気に推されたが能力を出し切れずに10着に敗れた。長期休養明けと前走の敗戦で人気落ちは必至。稽古ではいい動きを披露しているだけに、ここは狙い目だろう。