【浜田・東京本社ワンモアトライ】12日阪神11R エフフォーリアの復活に懸ける

2023年2月12日 08:00

 京都記念。エフフォーリアは昨年、G1ばかり3戦して9、6、5着。3歳時の無双状態からは考えられないスランプに陥った。敗因はいろいろあるのだろうがが、そもそも追い切りの動きが物足りなかった。だが、今回の最終追いは抜群の手応えでパートナーにあっさり先着。まだ完璧とはいかないまでも、好調時のうなるような加速が戻ってきた。G1以外に出走するのは3歳時の共同通信杯以来。相手関係は相当楽になった。昨年、2度の阪神遠征で結果が出なかったことを踏まえ、今回は木曜にまず栗東に移動。直前まで調整して当日輸送と、ホームの東京、中山に近い状況をつくり出してレースに臨む。前走まで装着したブリンカーを外したのも、陣営の自信の表れ。今後よりも、まずはここで完全復活という、強い意志を感じた。

 ドウデュースは稽古で動いているが、体つきにはまだ余裕が感じられる。本来が叩き良化型で、目標はあくまで次のドバイ。中山で脚を余した弥生賞、皐月賞の内容から、阪神内回りという設定もベストではない。ダービーの本命馬で、後ろ髪を引かれるが、今回は対抗評価に落とした。これで勝たれたら、さすがダービー馬とひれ伏すしかない。馬券は(10)から。もちろん(12)を厚めに。ファンとしては一騎打ちが見たい。

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