無傷３連勝に挑む関西馬ベラジオオペラは２枠４番に入った。前走、かつてはドゥラメンテも制したセントポーリア賞を完勝、輸送の課題も克服した。初戦、２戦目と上りを見るにまだまだ脚には余裕があり、加えて好位を取れるセンスも抜群。ここも突破し、皐月賞候補に躍り出る。

　８枠１５番に入ったセブンマジシャンは前走・京成杯で３着も、４角で不利があり、不完全燃焼。手綱を取ったルメールは「2回も邪魔をされました。馬の反応は良かったので、かわいそうです」とコメントした。今回は改めての一戦。厩舎の同輩、シングザットソングのトライアルVに続きたい。

　昨秋にデイリー杯２歳Ｓを制したオールパルフェは６枠１１番から。デビューから全レースでハナ、この先行力が美点だ。１Ｆ延長が鍵だが、「昨年よりずっと落ち着いています。この雰囲気なら距離が延びてもいけそうです」と稽古で手綱を取った大野は好感触を隠していない。

　中の人は１枠２番に入ったメタルスピードに注目する。現在中山マイルで２連勝中。斎藤誠師は「距離はギリギリ」と明かしたが、好枠ゲットの今回は経済コースを走れる利点がある。不気味だ。