昨春のＮＨＫマイルＣ７着以来の出走となるジャングロは３枠６番に入った。１年以上のブランク明けとなる今回。状態は気になるが１週前、最終追いで迫力十分の動きを披露しており、杞憂に終わりそうだ。２勝目となった中京２歳Ｓでは、のちにスプリンターズＳ２着に入るウインマーベルに０秒６差をつけた逸材。千直の舞台で重賞2勝目を狙う。

　昨年の当レース２着馬シンシティは８枠１７番から。近走は二桁着順が続くも前走の韋駄天Ｓでは他馬と接触して、外傷を負うアクシデントがあった。外枠を引いた今回改めて。５枠１０番に入ったトキメキは前走の韋駄天Ｓで勝ち馬から０秒１差の３着。昨年は１１着も千直実績が豊富で侮れない。

　中の人注目は８枠１６番をゲットしたファイアダンサー。これまでの千直３戦はもいずれも内枠だったが、前走の韋駄天Ｓは１番枠から２着と高い適性を誇る。陣営も「そろそろ外枠が欲しい」と語っていただけに、ここは色気十分。