ＧⅠ３勝馬タイトルホルダーは２枠２番から秋初戦に挑む。無念の競走中止となった天皇賞・春以来の実戦だが、入念な乗り込みで初戦から動ける態勢になった。栗田師も「パフォーマンスを出せる状態」と仕上がりをアピール。中山はＧⅡ３勝と好相性を誇る舞台。復活に向けた第1章が始まる。

　昨年の覇者ジェラルディーナはGⅠ馬となって凱旋。４枠６番から連覇に挑む。昨年はこのレースで惜敗続きにピリオドを打ち、重賞初制覇。その後エリザベス女王杯も制しGⅠ馬の仲間入りを果たした。昨年末に香港ヴァーズを優勝したウインマリリンは８枠１５番に入った。一昨年の覇者はここをステップにブリーダーズカップへの参戦も視野に入れる。ここは弾みのつく走りに期待したい。

　4歳勢も骨っぽいメンバー。函館記念を制し重賞連勝を狙うローシャムパークは７枠１３番から、同舞台のセントライト記念Ｖが光るガイアフォースは４枠７番に入った。

　中の人注目は６枠１１番に入ったノースブリッジ。2走前に同舞台のAJCCを完勝して重賞2勝目を挙げた。強豪ぞろいのここで結果を出せば、GⅠ戦線でも楽しみな存在となる。