クラシック出走への試金石となる3歳牝馬GⅢ「第38回フラワーＣ」。木村厩舎の期待馬カンティアーモは2枠2番に入った。新馬戦は1000メートル通過が59秒3というハイペースの中、道中2番手を追走して2歳コースレコードでV。非凡な素質を見せつけた。デイリー杯2歳Sでは6着に敗れるも、木村厩舎とルメールの黄金タッグで即巻き返しを図る。

　5枠6番のカニキュルは未勝利から連勝での重賞獲りに挑む。2着に敗れた新馬戦の勝ち馬は後に東スポ杯2歳Sで2着に好走するシュバルツクーゲル。素質はここでも見劣らない。4枠4番のテリオスサラは3度目の重賞挑戦。3走前の赤松賞（2着）では後に阪神JF2着のステレンボッシュと小差の競馬をしており、あなどれない存在だ。

　中の人注目は姉に重賞馬ミスエルテを持つ5枠5番のミアネーロ。前走は5着に敗れるも直線で進路が無くなりブレーキをかけながら上がり3F最速と能力は示した。新馬戦では幼い面も見せたが、まともなら一発があってもおかしくない。