【朝日杯FS】早くもリベンジ?田井が“急成長”を評価「加速度的で驚異的な筋肉の発達」
2025年12月17日 12:00 スポニチの田井が15日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。21日に行われるGⅠ朝日杯フューチュリティステークス(阪神、芝1600メートル)に出走する各馬の中から、馬体や状態が大きく良化している注目馬について解説した。
同じ2歳GⅠのホープフルSとのすみ分けにより、朝日杯にはよりスピード能力に秀でた馬が集結。ラップも引き締まり、持続力も重要な要素となっている。のちのクラシック路線で活躍する馬も多い一戦とあって、田井は「マイラーの中でも持続力に優れた馬」にフォーカス。その筆頭として、デイリー杯2歳Sで2着だったカヴァレリッツォを取り上げた。
田井は「成長スピードの速さに驚かされる」と第一声。続けて、「新馬戦当時はトップラインが奇麗な美しい馬という印象を受けたが、今回の立ち写真からはむしろ屈強な力強さが感じ取れる」と具体的な変化を指摘した。
「横幅があってヨロも張り出した容量の大きい臀部の筋肉は、半腱半膜様筋、大腿二頭筋が高品質に主張」とパーツを絶賛。後躯の発達に前躯が追い付いていない2歳馬が多い中で、「お椀のように膨らんだ上腕三頭筋をはじめ、首も胸も見劣りしない」と全身のバランスの良さに太鼓判を押した。
2代母バラダセールはアルゼンチンの牝馬二冠馬で、母系には過去、田井が惚れ込んでいたサトノレイナスの名も並ぶ。「アルゼンチン牝系は2歳秋から暮れにかけて急上昇する馬が多い」と解説し、父には2歳G1勝ち馬サートゥルナーリアを迎えた同馬については、「加速度的で驚異的な筋肉の発達も血統的に説明が付く」と分析した。
「これだけ肉体が強すぎるとコントロールの難しさが伴う」と懸念しつつも、今回の鞍上は名手C.デムーロ。「継続騎乗がかないましたから、能力全開に導いてくれるはず」と全幅の信頼を寄せた。田井の最終的な印はスポニチ競馬Webにてレース前日までに先行公開される。
