テーオードレフォン リズム良く運んでどこまで

2024年4月12日 17:15

◎丸山元気騎手のコメント

大変ショックな出来事がありました。僕が競馬学校に入った時、藤岡康太先輩は3年目でした。その時からずっと、いつも優しい素敵な先輩で、大変お世話になりました。先日、僕が阪神で騎乗した時に、藤岡先輩は800勝を達成したばかりだったのに…。藤岡康太先輩、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。

今週は土曜福島、日曜阪神で、合わせて15鞍に騎乗します。

クラシックステップ(土曜8R)は凄くいい馬ですが、今回は1800メートルになりますからね。うまく折り合いが付けば。

クィーンズハット(土曜9R)は調教に乗りましたが、動きは悪くありません。終いは脚を使うので、展開次第です。

テーオードレフォン(日曜11R)は相手が強くなりますが、今回もリズム良く運んでどこまで頑張ってくれるかですね。

今週も応援をよろしくお願いします。


◎山崎の見解
土曜日
3Rカセノルーパス ☆☆☆☆
 前走は2着惜敗も後続には6馬身差。2走前の小倉で2着と小回り適性は示しており、再度好勝負可能。福島で2着があるイッツナッシング、前走上々の粘りを見せたエスタボニート、小回り向きの先行力があるサンライズシアが強敵か。

4Rディヴァイネスト ☆☆
 前走は中団から差を詰めて5着だったが、道中促しながらで追走に苦労。距離延長は好材料で、やや低調な今回のメンバー構成なら上位食い込みがあっても。小回りでもう一押しを狙うキットハナガサク、好仕上がりのエリカエレガンテ、叩いた上積みが見込めるアストラッドが上位候補か。

7Rクイーンアポーン ☆
 過去に現級でも掲示板があるが、展開に左右されムラな成績。現状では恵まれないと…。福島1150メートルは実績があるハクサンアイ、クラス慣れしてきたテイエムルンバ、近2走スムーズさを欠いているグリモワールが上位候補か。

8Rクラシックステップ ☆☆☆
 前走は転厩初戦だったが、後方からいい脚を使い3着。やや太目の前走を叩いた上積みが見込め、展開ひとつで今回も上位食い込み可能。長期休養明けだが素質上位のジュンツバメガエシ、近走堅実なクロスライセンス、福島は合うタイラーテソーロが強敵か。

9Rクィーンズハット ☆☆
 昇級初戦の前走は7着だったが、勝ち馬とは僅か0秒5差。他力本願な脚質だが、末脚は堅実なタイプ。差し有利の流れになれば上位食い込みも。距離短縮は好材料のテセラリアン、芝1200メートルでは堅実なモズトキキ、前走でクラスのメドが立ったオベイユアマスターが上位候補か。

10Rメイショウノブカ ☆☆
 長くいい脚を使うタイプで、前走2着の実績がある。長期休養明けでやや急仕上げの印象だが、末脚が生きる展開なら上位食い込みがあっても。末脚堅実なエイトスターズ、器用さがあるアレナリア、小回りは合うランカグアが上位候補か。

11Rカイザーブリッツ ☆☆
 前走はマイペースで運び逃げ切り勝ち。昇級で相手は強くなるが、自分の形に持ち込めば渋太く、粘り込みも十分可能。前走優秀な時計で1勝クラスを勝ち上がったサトノガレオン、好仕上がりのメイショウカゼマチ、渋太さがあるサニーサフランが上位候補か。

12Rフロスティクォーツ ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、芝短距離でのもの。ダート1700メートルではパンチ不足で展開の助けがないと…。末脚堅実なプレイサーゴールド、先行力があるリュクススティール、復調気配のマルモルミエールが上位候補か。

日曜日
3Rメイショウヤスマサ ☆
 前走が1秒8も離された7着。ダート2戦目で少しでも前進があればいいが…。前走初ダートで2着好走のオープンワンセルフ、大型馬で叩いた上積み十分のクリティカルヒット、良馬場なら渋太さを生かせるバンリイックウが上位候補か。

4Rアウセンザイター ☆☆
 前走は7着だったが、一旦先頭に立ち3着だった2走前が好内容。2200メートルは合っており、展開ひとつで上位食い込み可能。堅実なクルミナーレ、器用さがあるサラトガチップス、長くいい脚を使えるジミーバローズが上位候補か。

8Rサイモンカーチス ☆
 二桁着順続きで成績が上がってこない現状。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。末脚堅実なジャーヴィス、ダート適性は高いジャミーレ、前走はスタートで躓く不利があったゴルデールスカーが上位候補か。

9Rベルウッドブラボー ☆
 過去に1400メートルで現級3着があるが、近走がパンチ不足のレース続き。恵まれないと上位争いまでは…。前走の末脚が目立っていたウインバグース、好仕上がりのタガノシャーンス、立ち回りが上手なシンプリーオーサムが上位候補か。

10Rアールバロン ☆☆
 前走は10着だったが、ダートで参考外。3走前3着のように、マイペースで運べれば渋太く、芝に戻って変わる可能性も。力上位のセオ、前走の末脚が目立っていたブリュットミレジメ、阪神は相性が良いヴィアルークスが上位候補か。

11Rテーオードレフォン ☆☆
 前走はスローペースに落とせたとはいえ、鮮やかな逃げ切り勝ち。重賞で相手は強くなるが同型は少なく、マイペースに持ち込めれば上位食い込みがあっても。立て直して好仕上がりのヴィクティファルス、阪神は好相性のハギノアレグリアス、ここにきて力を付けているスレイマンが上位候補か。

12Rケイアイオメガ ☆☆
 久し振りのダートになるが、デビュー戦で勝った実績あり。近走は芝でワンパンチ足りないレース続きだが、ダート替わりでもうひと押しも。安定しているヴィヴァン、本格化したエイシンレジューム、前走楽勝だったサラサハウプリティが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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