【日本ダービー】占い師競馬会がダービーを本当に占う〜アーバンシック、シンエンペラー編〜

2024年5月16日 11:30

宿曜経占星術やアストロダイスを組み合わせて日本ダービーを占った萩原八雲さん

 アーバンシック、シンエンペラーは皐月賞で掲示板を確保して、夢舞台の出走権を手にした。2頭の運命を占い師たちはどのように読み解くのか。

 皐月賞4着アーバンシックは3人の評価が割れた。かーりーさんは「易で見るとあまり良くないですね。沢天夬(たくてんかい)の3爻(さんこう)となっていて、周りも強敵、戦略がうまくいくかどうかや位置取りの不利などが心配です」と渋い表情を浮かべた。

 一方で、あらいちゅーさんは、馬名を口にすると「おや?」と振り子の動きに反応。「回転がいい反応をしています。縦に動いている時の馬って基本的にイエスのサインですから。アーバンシックの反応は悪くないですね」。これはダウジング的には買いのサインとみていいのか。

 場がどよめいたのが、萩原八雲さんの鑑定結果だ。月や星の巡りをみる宿曜経占星術や3つの12面体ダイスの出目で鑑定するアストロダイスを組み合わせて占うスタイルの萩原さん。3つのダイスを転がすと、出目の1つに牡牛座のイラストが見える。「この子はかなり来ますよ。1番の可能性が高そうです」とうなった。

 「牡牛座の今は惑星の太陰(天空の月のこと)が居心地の良さを表す品位(ディグニティ)でいうと高揚(イクザルテーション)で最も勢いを持つ時期なんです。そして宿曜占星術は太陰の位置(角度)を使った占いなので、この馬の生年月日から宿曜を出して占った結果を念の為のアストロダイスで見て牡牛座が出たというのは、つまりこの馬が一番盛り上がってくる時期なんです。それが出ましたから」と述べた。続けて「レース本番(26日)は双子座の時期です。ちょうど木星が12年ぶりに双子座に入ってくることも加味すると、レースは混戦模様になりそうです。その中でも、割とこの子は勝ってくれるんじゃないでしょうか」と本命視した。

 競馬の知識はゼロに近い萩原さん。外国産馬のマークを言い間違えて「外(がい)シンエンペラー?変わった名前ですね」と首をひねったほどだけに、占いの行方に注目が集まる。

 そんな萩原さんが見たシンエンペラーの運命は…。転がったダイスが止まる。「ふむ。月はさそり座と出ました。天体は木星ですね。悪くない。ただ、本当は強い子なんだけど、真ん中ぐらいでかしこまってる感じがしますね」。評価はまずまずだ。

 あらいちゅーさんもダウジングの結果「動きは否定的なんですが、手応えの強さを感じる。何か意外なことが起きそうで悪くないかもしれません」と説明。逆転圏内に位置しているの見方だ。

 目の前で次々に展開されていく占い。アーバンシックは好機、シンエンペラーは逆転の可能性があるという傾向がうかがえるようだ。あらいちゅーさんは「たまたまだけど、私と八雲先生はアーバンシックでかぶりましたね。(地方競馬で)馬主をやっている私と競馬を知らない八雲先生が〝アーバンシックいいんじゃない〟っていう結果だったのは実に興味深い」と微笑んだ。

 次回は青葉賞組やダービー挑戦で注目を集める牝馬レガレイラについて占った結果をレポートする。

 ◇あらいちゅー 高円寺の占いサロン「チャンス」を経営。占い師のほか、不動産業も営む。地方競馬の馬主で、競馬専用の道具を使いダウンジングを駆使して世界中の競馬場を転戦。好きな馬はトウカイテイオー。

 ◇萩原八雲 プロ26年目の鑑定士。鑑定実績6万人。大阪で占い店を経営後、新型コロナ禍を機に上京。現在は月2回、「チャンス」で対面鑑定を実施。東京・神保町の占いサロン「アルケミア」や「電話占い・絆~kizuna~」でも相談を受けている。競馬の知識は、中学生時代に軽く遊んだ「ダービースタリオン」。でもデータが壊れてすぐ辞めた。

 ◇かーりー 本職はIT企業のエンジニア。梅花心易や人相術をベースにした人生相談が得意。曾祖父の代から続く北海道の牧場の生まれ。競馬歴10年。好きな馬はシルヴァーソニック。

 ◇望月哲史 webムー編集長。競馬は人生で全く通ってこなかった初心者。3月に占い師競馬会を企画。詳細はwebムーに公開しているほか、発売中の「月刊ムー」6月号に掲載されている。

 【3月の占い師競馬会 驚愕の全容は…】
 ▼馬や騎手を呪わないこと! 「占い師競馬会」で16名の占術家が腕試し&運試し(前振り編)
https://web-mu.jp/column/39955/
 ▼占いで競馬を当てる、楽しむ! 易で、ダウジングで、タロットで…川崎競馬場のレースを読み切った占い師競馬会レポート(結果編)
https://web-mu.jp/column/39973/

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