サマーマイルシリーズ第3戦「第59回関屋記念」。秋の飛躍を見据える古馬と成長著しい3歳馬の対決に注目が集まる。

　NHKマイルC3着の3歳馬ロジリオンは4枠8番に入った。デビューから一貫して左周りの競馬場で使われており、新潟は昨夏に経験。古馬との初対決となった前走は4着に敗れるも、3角で不利を受け不完全燃焼だった。仕切り直しの一戦で重賞初制覇を狙う。

　3枠6番のジュンブロッサムは前走が鮮烈だった。直線で外から上がり3F33秒1の末脚を繰り出して後続に3馬身差をつける快勝。3歳時に共同通信杯4着、神戸新聞杯4着などの実績を持つ素質馬が開花の得を迎えている。

　7枠13番のプレサージュリフトも充実一途。オープン特別の前走メイSでは2年3カ月ぶりの勝利で復活をアピールした。左回りのマイル戦に限れば、22年クイーンC制覇を含む【2・1・2・0】と複勝率は100％。重賞2勝目へ視界良好だ。

　中の人注目は5枠10番のパラレルヴィジョン。芝ダート合わせてマイルでは【3・0・0・1】と抜群の距離適性を誇る。唯一の敗戦は前走の安田記念（13着）。GⅢなら即巻き返し可能だ。