3着までの馬に菊花賞への優先出走権が与えられる「第78回セントライト記念」。皐月賞2着のコスモキュランダは5枠8番に入った。3月には弥生賞を制しており、中山コースは得意としている。先週は同厩のクリスマスパレードが紫苑Sで優勝。勢いに乗って勝ち切りたい。

　皐月賞で4着だったアーバンシックは1枠1番から初重賞制覇を目指す。キャリア5戦全てで上がり3Fのタイムが3位以内と強烈な末脚が武器。ひと夏を超えて成長した姿を見せつけたい。武豊騎乗のスティンガーグラスは7枠12番。半姉にダノンファンタジーがいる良血で、スケールの大きさが光る。前走の1勝クラスでは後続に5馬身差をつける圧勝。さらなる飛躍へ、ここで結果を残したい。

　中の人注目は6枠10番のヤマニンアドホック。前走のラジオNIKKEI賞では好位から脚を伸ばして3着を確保。管理する辻師は「体力がついて精神面に進境が見られます」と成長を実感している。一発があってもおかしくない。