秋のダート重賞中距離路線を占う注目重賞「第28回シリウスＳ」。今年のフェブラリーSで1番人気を背負ったオメガギネスは2枠2番に入った。GⅠ以外のレースは【4・2・1・0】と安定感抜群で、前走の三宮Sでは7馬身差の圧勝で能力を示した。ここで初重賞制覇を狙う。

　連覇を狙うハギノアレグリアスは1枠1番。今年は中京開催だが、当地で2勝のほか23年東海Ｓ2着の実績があり問題はない。重賞実績も十分で、前走の平安Ｓ7着から即巻き返しを図る。ダート路線に戻ってきたハピは8枠15番から22年5月以来の勝利を目指す。ダートで5着以下だったのは昨年のマーチS（7着）のみ。展開ひとつで勝ち切る能力は持っている。

　中の人注目は6枠11番のヴィクティファルス。2走前と3走前は連続して2桁着順だったものの、前走は馬の集中力を切らさぬよう後方からレースを進めて6着に食い込んだ。今年の東海Ｓでは3着だったように実力は確か。一発があってもおかしくない。