【浜田の公式“券”解】中山11R サトノレーヴに“最後の夢”を託す

2024年9月29日 08:00

 競馬記者となってから、あまり相性のよくなかったスプリンターズS。昨年ようやく◎○▲の本線で3連単的中。配当は安かったが、何より当たったことがうれしかった。ホッとした。今年もその1~3着馬がそろって出走。後ろ髪を引かれる思いはあるが、今年はその3頭を勢いで、そしてポテンシャルでも上回る可能性がある馬が出走する。◎サトノレーヴだ。

 3歳秋に後肢の関節を傷め、2度の長期休養を挟んだが、今年2月の阪急杯で本格的に戦列復帰。初戦こそ4着敗退も、その後は春雷S→函館スプリントS→キーンランドCと3連勝。一気にサマースプリントシリーズ王者の称号を手に入れた。

 父ロードカナロア、母の父サクラバクシンオーは日本競馬史上に名を刻む名スプリンター。受け継いだスピードと、迫力満点の馬体はまさに千二の申し子。大好きだったハクサンムーン(13年2着)の半兄というのも推しポイントだ。フランス語で夢(レーヴ)と名付けられた新星に託す。(12)から。

 20年1月に「ワンモアトライ」の名称で始まった当コラムも、今回でひとまず最終回。ご愛読ありがとうございました。来週からは小林記者の「馬券道」が始まります。引き続きよろしくお願いします。

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