【浜田の公式“券”解】15日中京11R 実力互角のセキトバイースト

2024年9月15日 08:00

 ローズS。セキトバイーストは1勝馬だが、チューリップ賞2着、桜花賞7着の実績は、今回のメンバーではいずれも最先着。チューリップ賞の勝ち馬スウィープフィートは桜花賞4着、オークスは今回のV候補の一角クイーンズウォーク(4着)と小差の6着。これを物差しにすれば、1勝馬と言えども世代上位の実力は示している。

 千六までしか経験がなく、やや前向き過ぎる気性。初の2000メートルが不安視されるが、中央+地方で4勝を挙げたマテンロウアレスを筆頭に、きょうだいは芝2000メートル前後での活躍が目立つ。母系から距離をこなせる下地は十分感じる。

 加えて日曜の中京は雨予報。道悪は未知数の馬が多い中、重馬場のりんどう賞、やや重のチューリップ賞でそれぞれ2着と好走歴があるのも頼もしい。中京も2戦2連対。キャラクター的に頭勝負はしにくいが、配当的な妙味を考えても馬券の軸として、おいしい存在だ。(10)から。

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