【浜田の公式“券”解】25日新潟11R プロクレイアの初戦を評価

2024年8月25日 08:00

 新潟2歳S。ほぼ1勝馬同士の争いで戦力比較は難解。純粋に初戦の内容だけを評価してプロクレイアから入る。まず今回と同じ新潟マイルで勝ち上がったのが強み。その初戦は外枠からやや立ち遅れ気味のスタートだったが、そのまま焦ることなく、序盤は中団やや後方寄りをキープ。3~4角で馬群の外を徐々に押し上げ、直線も大外へ。早々と手が動いた先行勢を尻目に、内回りとの合流地点まではノーステッキ。残り300メートル付近からゴーサインを出し、上がり最速3F33秒8。先に抜け出していた1番人気の評判馬ダンケルドを、きっちり3/4馬身差で捉えた。逃げ、先行から力で押し切ってしまうことが多い2歳戦で、差して勝ったのは大きな収穫。勝ち時計1分35秒5も今夏の当舞台で行われた新馬戦で最速だ。キャリアの浅い馬同士の一戦で、舞台経験と大人びたレースぶりが生きる。(10)から。

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