【浜田の公式“券”解】22日中山11R 良血アルビージャの一撃

2024年9月22日 08:00

 オールカマー。アルビージャは屈腱炎で長期休養を余儀なくされ、前走関越Sが2年2カ月ぶりの実戦。正直、厳しいだろうなと思って見ていたが、結果はレコード決着に0秒3差4着。直線半ばで進路をカットされる不利がありながら、切り替えてしぶとく伸び、ゴール前の叩き合いに加わった。

 さすがは皐月賞馬ジオグリフの半兄という底力を見せた格好。1馬身差だった3着セレシオンは名うてのコース巧者で、次走新潟記念でも鼻差2着に好走。約2馬身突き放した6着フライライクバードは先週の中京ケフェウスSを楽勝した。

 休養前の緑風Sでは、後にジャパンCを勝つヴェラアズールを退け、3歳時の新緑賞では現重賞3勝のソウルラッシュを下している。ソーヴァリアント、スルーセブンシーズといった後の重賞ウイナーと接戦した経験もあり、ここが重賞初挑戦とはいえ格負け感はない。別定G2は楽ではないが、ここは良血の潜在能力に懸ける。(6)から。

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