有馬記念の枠順が確定!

2024年12月19日 18:10

 豪華メンバーが顔をそろえた「第69回有馬記念」の枠順抽選会が19日、都内で行われた。1年の総決算となるグランプリ出走馬たちの命運はいかに――。

 現役最強馬ドウデュースは1枠2番からのラストラン。史上3頭目の秋古馬3冠、そして有馬連覇で有終の美へ、万全の仕上がり。1週前追いで武豊を背にCWコースを駆け抜け、レース当週にポリトラックで総仕上げ。G1・5勝は全てこのパターンで、最後もこの必勝ルーティンを崩さなかった。その剛脚をファンの目に焼き付ける。

 名手ルメールが選んだ新星アーバンシックは2枠3番から打倒ドウデュースに挑む。最終追い切りに騎乗したルメールは「状態は良さそう。大きな挑戦ですけど勝つ自信があります」と言い切った。古馬と初対決となる一戦で世代交代を果たすか。

 24年ダービー馬ダノンデサイルは1枠1番から。ドウデュース、シャフリヤールとの3世代ダービー馬の激突に注目が集まる中、最終追い切りでは栗東CWコース単走で迫力満点の動きを披露。陣営は、当日ベストの状態で送り出すことに集中している。

 BCターフ2着のローシャムパークは3枠6番。昨年のオールカマー勝ちなど中山は<3・0・1・1>。陣営は「リズム良く走れば長めの距離の方が脚を使えるし、一発狙える舞台です」と手応え。巧者ぶりを発揮し、グランプリ戴冠を狙う。

 中の人注目は、こちらもラストランとなるスタニングローズで7枠13番に入った。前走エリザベス女王杯で復活勝利。最終追い切りを終えて、高野師は「感覚的なものだが、状態はもう一つ良くなっているんじゃないか」とさらなる上昇カーブを描いている。近年は牝馬の活躍が目立っており、鞍上に新たにムーアを迎え、激走気配が漂っている。

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