昨夏の新潟記念で待望の重賞初制覇、前走のGⅠエリザベス女王杯でも4着に入ったシンリョクカは8枠17番に入った。充実した秋を終え、25年の初陣。中山は昨春の中山牝馬S3着と相性は悪くない。G1舞台に再進出へ、試金石の一戦に挑む。

　天皇賞・秋で3着に好走したホウオウビスケッツは8枠18番に入った。奥村武師をもって「十分すぎる」と言わしめるほどに、状態は上向き。トップハンデ59.5キロも「もっと重くすれば良かったと思われるような競馬をしたい」と力強い。7枠15番に入ったクリスマスパレードは同舞台の紫苑Sをレコードで重賞初V。続く秋華賞でも5着と地力の高さを証明した。「凄い順調です」と加藤士師も状態に自信。重賞2勝目を狙う。

　中の人は連覇を狙う7枠14番リカンカブールに注目する。中山コースは2勝、3着1回とここまで馬券圏内を外していない。前走オールカマーは12番人気ながら3着。適性の高さは侮れない。