スポニチの田井が21日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。27日に京都競馬場で行われるマイラーズC出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。速い時計での決着が見込まれることから、見るべきポイントは「スピード馬場に対応できる馬体をしているかどうかのみ」と断言。「脚質等は気にせず、爆発力を内包した馬体」をテーマに据えた。

　一頭目にはジュンブロッサムをピックアップし、「マイラーとしては細身でスタイリッシュな馬体のつくり」「長くスラっと見せる後肢がしなやかな曲線を描いており、極上の瞬発力を生み出す」と説いた田井。14年マイラーズCを当時のレースレコードで勝利した父ワールドエース譲りのシルエットで、この点から「高速馬場への適性は疑いようがない」と太鼓判を押した。さらに「筋肉の容量ではなく質で勝負するディープ系の典型的な筋肉の付き方」とし、「こういった馬はストライドを大きく伸ばして走るので、直線平坦なコースで好結果を出す傾向」と解説を加えた。

　筋肉が張り、冬場だった前走に比べて毛ヅヤも申し分なし。元々、鉄砲駆けタイプの同馬だが、「その傾向通りにフレッシュな立ち姿勢を披露している」とすると、「適性、状態、そして相手関係的にも負けられない一戦」と期待を寄せた。田井の最終的な印はスポニチ競馬Web上でレース前日までに先行公開される。