【NHKマイルC】馬体派・田井が「適性ドンピシャ」 と評価する一頭は?

2025年5月7日 12:00

サトノカルナバル

 スポニチの田井が5日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。11日に東京競馬場で行われるG1NHKマイルC出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。雨が降らなければ、良好な芝状態から高速決着が必至の同レース。キーポイントは「スピード」とし、「爆発力を生み出す筋肉の量、質」に主眼を置くと、共同通信杯5着から挑むサトノカルナバルを一頭目に挙げた。

 厳寒期の前走は「冬毛も伸びていた」と状態は今一つ。ただ今回は「肢体を輝かせる」「筋肉のメリハリも雲泥の差」と状態アップを強調した。各筋肉にも注目。上腕三頭筋は「岩石のように膨張。3歳馬としては破格の立体感を誇る」とすると、「推進力を生み出す臀部も、大腿二頭筋の輪郭がはっきり目視できるくらいにパンプアップ」と絶賛の声を並べ、「コンディションの良さは疑いようがない」と改めて強調した。

 同馬は「陣営が遺伝子検査の結果がCC(短距離)型であると公表した」と田井。これは「染色体上にあるミオスタチンという遺伝子タイプを調べることで、競走馬の潜在的な距離適性が判明するもの」と解説を加えた。

 「サトノカルナバルは筋肉が肥大しやすい、つまり短距離が得意になりやすいと“診断”された」。ただ、「胴伸びのいい骨格は短距離専門のそれではなく、マイルは十分に守備範囲」とする田井は、「現時点ではNHKマイルCが適性ドンピシャである可能性は高い」とジャッジを下した。田井の最終的な印はスポニチ競馬Webでレース前日までに先行公開される。

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