【有馬記念】消耗戦なら主役!条件好転のタバルは「令和のメジロパーマー」

2025年12月24日 12:00

【有馬記念】“令和のメジロパーマー”メイショウタバル

 スポニチの田井が23日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。28日に行われるグランプリ、GⅠ有馬記念(中山、芝2500メートル)に出走する各馬の中から、馬体や状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。底力とスタミナが問われる一戦で、近年の好走馬を振り返ると、ダービー馬、オークス馬、菊花賞馬などがズラリ。田井は「チャンピオンにふさわしい馬体」をテーマに、春秋グランプリ制覇がかかるメイショウタバルを1頭目にピックアップした。

 「柔軟性を伝えるゴールドシップ産駒としては珍しく、筋肉量が豊富なタイプ」と印象を語る田井は「大きく深い胸に収まった強力な心肺が、スタミナ能力の高さにつながっている」と分析。さらに「臀部中央にボコッと浮き上がる強じんな大腿二頭筋も、長くいい脚を使える要因」と、その持久力の裏付けを示した。

 田井は以前からメイショウタバルを“令和のメジロパーマー”と表現している。「首が高い走法は切れ味勝負には向かない」と天皇賞・秋での敗戦を振り返る一方、「消耗戦になってもなかなかバテないのが持ち味」と強みを強調。メジロパーマーが宝塚記念、有馬記念を制した理由についても、「複合的な理由から消耗戦になりやすい。その流れに持ち込み、実際に逃げ切った」と重ね合わせた。

 今回は同型の存在こそ気がかりとしながらも、「直接的な割引材料にはなり得ない」と断言。状態面についても「上昇しているとまでは言えないが、宝塚記念当時と比べて筋肉の張りは遜色ない」と評価し、「とにかく条件が好転しますから、買う一手でしょう」と期待を込めた。田井の最終的な印は、スポニチ競馬Webでレース前日までに先行公開される。

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