【菊花賞】コントレイル産駒3頭が3冠ストッパー
2026年10月21日 05:30
クラシック3冠馬は41年セントライト、64年シンザン、83年ミスターシービー、84年シンボリルドルフ、94年ナリタブライアン、05年ディープインパクト、11年オルフェーヴル、20年コントレイルと8頭誕生した。一方、3冠最終戦で敗れた2冠馬は50年クモノハナ(2着)、53年ボストニアン(2着)、60年コダマ(5着)、63年メイズイ(6着)、70年タニノムーティエ(11着)、92年ミホノブルボン(2着)、03年ネオユニヴァース(3着)、06年メイショウサムソン(4着)の8頭。単純計算でちょうど50%に収束した3冠チャレンジ成功率をどう解釈するかは人それぞれだろうが、個人的にはグレード制導入以前の失敗例を目の当たりにしていなかったせいか、数値化された難度の高さはイメージ以上だった。
“9頭目”に挑む今年のロブチェンは、父が19年の優勝馬ワールドプレミアで、父系祖父が前出ディープインパクト。祖母の父アンブライドルズソングはこちらも前出コントレイルの母の父で、母の父ジャイアンツコーズウェイ経由で装備されたストームキャット血脈ともども、6年前の覇者とは構成血脈が極めて近い。父系3代同一G1制覇というプレミアム付きの快挙達成は血統面からも有望といえるのだが、自身の菊花賞適性のよりどころとなる最新の3冠馬は、同時に最強の血統的対立軸でもある。
3頭出しコントレイル産駒にも当然ながら菊花賞3代制覇がかかる。神戸新聞杯6着のコンジェスタスは、母のキラモサが芝2500メートルの豪G1・VRCオークス優勝馬で、距離延長は望むところ。3連勝中のマジョレルブルーは前出オルフェーヴルの菊花賞で3着に入った異能のG1マイラー、トーセンラーの甥(おい)にあたる。ダービーでロブチェンをしのぐ脚を使ったゴーイントゥスカイは、母のゴーイントゥザウィンドウが米3冠最終戦ベルモントS御用達のタピット産駒。BMSインディアンチャーリーというこの母の配合は21世紀最強馬フライトラインを先取りしていた形となる。それぞれに3冠ストッパーの資質を備えた逆転候補だ。(サラブレッド血統センター)