メイショウタバル 日本馬最強の凱旋門賞血統 

2026年9月30日 05:30

 凱旋門賞は10月第1週の目玉商品として、興行面からも日本競馬のG1カレンダーに完全に組み込まれた。今年は宝塚記念連覇のメイショウタバルと阪神大賞典レコード勝ちのアドマイヤテラが昭和の時代から延べ38頭の日本調教馬を退けてきた欧州競馬の最高峰に挑む。

 メイショウタバルは14年に14着に敗れた父ゴールドシップの雪辱戦でもある。10年2着のナカヤマフェスタや12、13年連続2着のオルフェーヴルを出した父系祖父ステイゴールドは、日本国内で供用された種牡馬で最も強力な凱旋門賞血統。23年にはオルフェーヴルの全兄ドリームジャーニー産駒のスルーセブンシーズが4着に健闘した。決して希望的観測ではなく、初体験のパリロンシャン競馬場で十分にプラスアルファを見込める血統だ。

 アドマイヤテラはG1未勝利だが、それはスルーセブンシーズ、昨年5着のビザンチンドリームも同じ。菊花賞と春の天皇賞3着の合わせ技も加味して格下扱いは避けたい。4代母にして父レイデオロの3代母でもあるウインドインハーヘアは20年前、3位入線後に失格となったディープインパクトの母。アドマイヤテラに施されたウインドインハーヘア4×4のインブリードは、同族の名馬の悔恨を晴らすトリガーとなり得る。

 連覇に挑むダリズは父シーザスターズが09年の優勝馬で、父の母アーバンシーが93年の優勝馬。“凱旋門賞3代制覇”の実績には一目置かざるを得ないだろう。同じくシーザスターズ産駒でパリ大賞勝ちのモルティーズクロスは、母の父の父モンジューが99年の優勝馬にして05年の優勝馬ハリケーンランの父。さらに祖母の父パントレセレブルが97年の優勝馬で、“血中濃度”は今年の出走馬随一といえる。こちらも日本勢にとっては手ごわい相手だ。 (サラブレッド血統センター)

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