【万哲の乱 特別編】4日東京9R 砂に戻ってキングスヴァリューが反攻
2018年2月4日 08:00 競馬は血統通りに運ばないから、また面白い。日曜の東京9R・ゆりかもめ賞の◎キングスヴァリュー。父キングカメハメハは芝&ダート兼用の万能型種牡馬なので、確かに子供は「二刀流」に出てもおかしくはない。ただ、母の父オフィサーは現役時の通算6勝は全てダート。G1勝ちはシャンペンS(当時はダート8・5F)。しかもキングスヴァリューの半兄タップザットも通算2勝はダートで、交流G1・全日本2歳優駿2着。そんな経緯もあって、前走は初めてダート戦(中山1800メートル)に挑んだが、結果は6着だった。国枝師は「ダート適性はあると思ったが、うまく流れに乗れなかった」と振り返り、再び芝路線に戻ってきた。昨夏新潟新馬戦(2着)で接戦した勝ち馬サンリヴァルがホープフルS4着の実績からも、現状は芝の方がベターか。初勝利を挙げた昨秋東京の未勝利戦がやや重。パワー兼備の本来はダート型?だけに、中間の雪で湿り気味の芝も味方にできるはず。
《もうひと押し》京都10R・河原町Sは◎エポックでもう一度勝負。前走・羅生門S(2着)は見立て通りに距離短縮で本領発揮。手頃な10頭立て。難敵不在のここは負けられない。