【東京新聞杯】ミスターX リスグラシュー実績を素直に評価
2018年2月4日 05:30 東京11R・東京新聞杯はリスグラシューだ。牝馬限定とはいえG1・2着3回(16年阪神JF、17年桜花賞、秋華賞)の実績を素直に評価。成長曲線が緩やかなハーツクライ産駒なだけに明け4歳での上積みにも期待が持てる。何より通算で【1・3・1・0】のマイル戦に戻れば反撃可能だ。
昨年11月のエリザベス女王杯(8着)以来の一戦となるが、中間の気配は抜群。1月31日の最終追いは坂路で超抜の4F49秒8〜1F12秒3を計時した。この日、栗東坂路で50秒を切った馬は他におらず、これが断トツ時計。矢作師は「少し時計は速くなりすぎたけど、それだけ仕上がりがいいということ」と納得の口ぶり。初戦から全開モードだ。馬単(8)から(1)(2)(3)(7)(9)(15)へ。
京都11R・きさらぎ賞はダノンマジェスティの素質に懸けたい。デビュー戦が圧巻。前半5Fが1分4秒1という超スローペースを中団で折り合うと、3角すぎでギアチェンジ。直線は若さ全開で外へモタれながらも、上がり3Fがメンバー最速の33秒0!2着を楽々と3馬身半ちぎり、器の大きさを見せつけた。ここからクラシック戦線に殴り込みをかける。
この中間からリングハミに変更し、走りを矯正。調教を見る限り前走で見せた悪癖は影を潜めている。和田の騎乗停止により、鞍上はダノンマジェスティと同じ音無厩舎に所属する松若に。普段から同馬の癖を知り尽くす若武者の気合も背に、直線で突き抜ける。馬単(9)から(3)(4)(8)(10)へ。