【オールカマー】“秋雨の晴れ間”アンセム充実!4F53秒1

2018年9月21日 05:30

 【東西ドキュメント・栗東=20日】朝からポツポツと雨が落ちた。そんな中、小林は坂路モニターを見入った。開門時間の午前6時ちょうど、オールカマーに出走するエアアンセムが単走で追い切った。加速ラップを刻み、ラスト2Fは12秒5―12秒2。全体時計も4F53秒1でまとめた。しばらくして雨はやみ「ラッキー」と思いながら厩舎へと向かった。馬を入念にチェックするトレーナーがひと息ついて、切り出した。「上がり重点で。先週しっかりと併せ馬をやっているし、単走にしました。ここまで予定通り、順調に来てます」

 5歳秋から6歳秋にかけて、軽度の屈腱炎で約1年間の長期休養があった。前走の函館記念で待望の重賞初V。「馬は7歳でも若い。以前はスイッチが入るとイレ込むところもあったけど、この年齢になるとさすがに…ね」。キャリアを重ね、落ち着きも出てきた。

 中山2200メートルを舞台に強豪へ立ち向かう。「中山は向いていて相性のいいコース。ポン駆けも利くし、この距離も大丈夫」。ここで結果が出れば、秋G1戦線へ侮れない存在となる。

特集

2018年9月21日のニュース