【神戸新聞杯】サミット 臆せずレイデオロと同入！蛯名「食らいついた」
2018年9月21日 05:30
ルメール騎乗のレイデオロ（左）と蛯名騎乗のゴーフォザサミットが併せて追い切る（撮影・村上 大輔）
蛯名が手綱を握ったゴーフォザサミットはＷコースで３頭併せの真ん中。先頭のレッドオーガー（４歳１０００万）を６馬身差で追い掛け、最後方に構えたルメール騎乗レイデオロ（オールカマー出走）に２馬身先行する形。直線で３頭が横並びになると、黒鹿毛の馬体が弾んだ。内のレイデオロと同入に持ち込み、外のレッドオーガーに半馬身先着した（５Ｆ６９秒８〜１Ｆ１３秒３）。
ダービー馬が後方でにらみを利かせても、サミットは臆せず力強いフットワーク。鞍上の蛯名は「レイデオロが来てから併せ馬の形になったが、最後まで食らい付いていた。夏に札幌記念を１回使っているから反応が良かった。状態はいいね」と好感触を語った。
貨物機の欠航という予期せぬトラブルで米遠征を断念したが、目標に切り替えた札幌記念で７着。「馬場が悪くなければ、もう少し抵抗できた」と蛯名は着順以上の手応えをつかんでいる。「春の力差をどれだけ詰められるか。当日は馬場が悪くなければいいが」。夏の経験で心身共に一回り成長。ダービー切符をつかんだ青葉賞に続く、トライアル２勝目へ態勢は整った。
