【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】29日阪神11R 3歳の砂巧者オメガパフュームが古馬を撃破
2018年9月29日 08:00 先週行われたオールカマーと神戸新聞杯は、昨年と今年のダービー馬が見事に同日Vという華々しい結果になった。オールカマーは2着も4歳の皐月賞馬アルアインが確保。神戸新聞杯に出走した今年の皐月賞馬エポカドーロは4着止まりだったが、スタート直後に大きくつまずいたのが響いたのは明らかで見直す余地は十分にある。ワグネリアン、レイデオロの勝ち馬を筆頭に、両レースの出走馬たちは秋のG1戦線を大いに盛り上げてくれそうだ。
本日の当欄では紙面に予想の根拠を掲載していない関西重賞、阪神11RのシリウスSをピックアップ。3歳馬のオメガパフュームを◎に指名だ。この時期の3歳馬は古馬との世代レベルを判断する材料が正直少ないが、貴重なサンプルが2週前に行われたオープン特別のラジオ日本賞(中山・ダート1800メートル)。3歳限定重賞のレパードSで2着に敗れていたヒラボクラターシュが、後続に1馬身1/4差の完勝を飾っている。間接的な比較ながら、世代レベルは低くないはずだ。G1ジャパンダートダービー2着から臨む◎は世代トップクラスの1頭で、舞台となる阪神ダートで2戦2勝のコース実績も光る。トップハンデ57・5キロの強豪2頭(グレイトパール、サンライズソア)より4・5キロも軽い53キロで出走できる今回、勝機は十分とみた。