【クイーンS】グレース圧巻!軽々1馬身先着、蛯名合格点

2019年7月26日 05:30

抜群の動きを披露したダノングレース 

 夏の古馬牝馬重賞「第67回クイーンS」の木曜追いが25日、札幌競馬場で行われ、福島牝馬S3着から臨むダノングレースが圧巻の動きを披露した。芝コースでロジスカーレット(4歳2勝クラス)を4馬身先行させてスタート。徐々に差を詰めて直線を向き、内から並びかけたところで闘志に点火。並ぶ間もなくかわすと最後はスピードを緩めて5F66秒2~1F12秒7で1馬身先着した。

 稽古をつけたのは、今回で3戦連続のコンビとなるベテラン蛯名。「テンションが上がりやすいタイプなので、できるだけ“やらないように”という感じ。それでも並んでいくと、やっぱり一気に抜いちゃうね。動きは大丈夫」と、苦笑いを浮かべながらも仕上がりには合格点を付けた。

 条件戦を連勝して臨んだ前走の福島牝馬Sでは、後方からまくって見せ場たっぷりの3着。それでも鞍上は「外枠で掛かりそうな雰囲気があり、下げざるを得なかった。スローであの位置は福島では間に合わず、自分から動いていったが、その分最後に甘くなった」と、力負けではないことを強調する。「今回は行く馬がいるので流れそう。枠は内が欲しいね。あとは当日のテンション次第」。全てがうまくかみ合えば、強敵相手でも勝機は十分ある。

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