【安田記念】マーズ 久々でも全開!“人気牝馬ハンター”軽々と11秒6マーク

2020年6月4日 05:30

<安田記念>単走で軽快に追い切るアドマイヤマーズ 撮影・亀井 直樹)

 アドマイヤマーズはCWコースで単走。スムーズに直線を向き、馬が自然とスピードを上げた。四肢が素早く回転。軽快にラスト1F11秒6(6F80秒2)をマークした。「コース単走でサッと。80秒台のいい時計が出ました。実質、6カ月ぶりですが休み明けを感じさせないくらいに仕上がっています」。友道師は笑顔で語った。

 昨年の香港マイルで地元のエース・ビューティージェネレーション、そしてノームコア、ペルシアンナイト、インディチャンプを破り、世界をあっと言わせた。ドバイ遠征も開催中止となり、半年ぶりに迎える一戦だが馬は気力充実。軽々と叩き出した快タイムには恐れ入る。

 新コンビを組む川田は1週前に乗って好感触を得ている。「(自分自身が)これまでアーモンドアイに負け続けていますし、マーズとともに、いい結果を得たいと思います」。女王に敬意を表しつつも、並々ならぬ決意を示した。2歳時の朝日杯FS、3歳時のNHKマイルCでは、ともに単勝1倍台の牝馬グランアレグリアがいたが、力強く撃破。今回のアーモンドアイも単勝1倍台か。“人気牝馬ハンター”の血が騒ぐ。

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