健在ハーツTOP3独占!2強ライバル実績評価

2020年7月15日 05:30

セレクトセールで3億8000万で落札されたハーツクライ産駒のヒルダズパッションの2020((C)Japan Racing Horse Association)

 ディープ、キンカメと現役時からしのぎを削ってきたハーツクライが取引額トップ3を独占、19歳馬が貫禄を示した。米国で芝ダート両G1を制したヨシダの全弟「ヒルダズパッションの2020」(牡)がこの日の最高額3億8000万円でハンマー。「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏が落札した。「今年もムキになりすぎた」と苦笑いも「今年はこの馬が抜けて素晴らしい馬。この世代からディープ、キンカメ産駒のいないクラシックとなりますが大舞台に立てるよう順調に育ってほしい」と満足げだ。

 米国2歳チャンピオンの母を持つ「シーズアタイガーの2020」(牡)をダノックスが2億7000万円で落札。「シーヴの2020」(牡)も、13日に1歳セリ史上最高額を更新した半兄に続き、2億1000万円の高値がついた(三輪HDが落札)。2億円超え3頭、ハーツ産駒の高額ラッシュに、同産駒のリスグラシュー(19年有馬記念など)を手掛けた矢作師は「新種牡馬を除けば、やはり実績があるハーツクライに(注目が)いくことは自然なこと」と納得の表情だった。

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