【先週の新馬戦】アドマイヤザーゲ タイム平凡も将来性に期待

2020年9月8日 05:30

 夏競馬の最終週。秋競馬の開幕に照準を合わせる馬も多く、全体的に小粒な印象を受けたが、その中で素質を感じさせたのが小倉のアドマイヤザーゲ。接戦の2着争いを尻目に、好位からあっさり後続を突き放した。タイムは平凡だが伸びしろ十分の内容。新種牡馬ドゥラメンテ産駒にして、ダービー馬ロジユニヴァースの半弟。将来性に期待してのA評価とした。

 札幌で勝ち上がったシュネルマイスターは、日本では珍しいドイツ産馬。スタートでダッシュこそつかなかったが、すぐに好位を確保して反応も上々。まだ馬体に緩さを残す段階だが、大人びたレース運びは、今後の活躍を期待させた。

 新潟組ではレベランス。最後方から大外一気という大味な競馬だったが、強烈な決め手はライバルを圧倒していた。距離延長は問題なさそうで、切れ味を磨いていけばオープンでも通用する好素材だ。

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