【菊花賞】(3)コントレイル、偉業へ万全 矢作師「落ち着いているのが一番」
2020年10月25日 05:30 土曜朝のコントレイルは金曜と同様にCWコースへ入場。ハロー(馬場整地)直前の馬が少ない時間帯を選んで、内ラチ沿いを軽く流した。中間の雨でタフな馬場でも軽いキャンターで、ハツラツとした動きを見せた。金羅助手は「馬体は仕上がっているしテンションが上がりすぎないように注意しました」と話す。
動きを確認した矢作師もホッとした表情を見せる。「コントロールが利いていた。落ち着いているのが一番。あれだけおとなしいと“俺が乗りたい”と思ってしまう」と笑みを浮かべた。初めて経験する京都3000メートル。距離ロスを軽減できる2枠3番も指揮官は歓迎する。「(福永)祐一が物理的に内枠の方が有利と言ってくれたし、今は折り合いの不安もない。適性距離ではなくても、能力でこなしてくれると思います」。偉業達成へ視界は良好だ。