【菊花賞】コントレイルがV 父ディープと史上初の親子3冠!2週連続の無敗3冠!

2020年10月25日 15:45

<菊花賞>アリストテレスとの叩き合いをクビ差抑えて優勝したコントレイル(左)

 クラシック3冠競走最終戦「第81回菊花賞」(G1、芝3000メートル)は25日、京都競馬場で行われ、福永騎乗のコントレイル(牡3=矢作)が優勝。秋華賞のデアリングタクトから2週連続で無敗3冠馬が誕生した。

 デビュー7連勝となりシンボリルドルフなど6頭が記録している8連勝に王手をかけた(54年のJRA設立以降)。平地重賞も6連勝となりテイエムオペラオーが記録した8連勝にあと2と迫った。

 2011年オルフェーヴル以来史上8頭目の3冠馬となり、無敗での達成は1984年シンボリルドルフ、2005年ディープインパクト以来史上3頭目。父はディープインパクトで親子3冠は史上初。米国で父ギャラントフォックス(30年)&子オマハ(35年)の達成例はあるが、世界的にも極めて珍しい記録。

 コントレイルは父ディープインパクト、母ロードクロサイトの血統。通算成績は7戦7勝。JRA・G1レースは4戦4勝。ディープインパクト産駒は18年フィエールマン、19年ワールドプレミアに続く3連覇となり、サンデーサイレンス産駒と並ぶ歴代最多タイの4勝目。

 鞍上の福永はコントレイルとともに初のクラシック3冠。JRA・G1通算28勝目。同レースは13年のエピファネイア以来の勝利となり、43歳10カ月17日で最年長3冠ジョッキーとなった。これまでの記録は83年ミスターシービーで3冠を制した吉永正人の42歳0カ月27日。また、クラシック通算10勝目で保田隆芳、岡部幸雄、武豊に続く4人目の快挙。

 管理する矢作師は初の菊花賞制覇。クラシック3冠など今年JRA・G1・4勝目。2年連続4勝を挙げたのはグレード制を導入した84年以降で初めて。なお、JRA・G1年間最多勝利は00年岩元師、11年池江泰寿師の5勝。

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