【天皇賞・秋】(11)ダノンプレミアム激変!“2種の神器”装着効果てきめん

2020年10月30日 05:30

調教から引き揚げるダノンプレミアム

 第162回天皇賞・秋(11月1日、東京)の出走馬、枠順が確定。ダノンプレミアム(牡5=中内田)が初ブリンカーで勝負を懸けてきた。昨年は安田記念16着から天皇賞2着。今年も安田記念はブービー13着だったが、ここでの変身が十分に可能なムード。V字回復を決めてのG1・2勝目をもくろむ。

 「前走安田記念13着」。この情報だけでダノンプレミアムを馬券から切ってはいけない。激変要素が満載なのだ。

 まずはブリンカーを着用する。後方の視界を狭めてレースに集中させる。18年ダービー(6着)では返し馬から輪乗りで発汗。昨年の安田記念(16着)でも発汗してイレ込んだ。体力の消耗を減らせれば、それだけラストの瞬発力を引き出せる。

 秘密兵器はもう一つある。「クロス鼻革」だ。革ひもを鼻の上でX状に通す。馬の口を閉じ、口向きの悪さを改善できる。昨年のマイラーズCでは勝ったとはいえ、舌を越して走っていた。口の中でハミを固定し、気分良く、鞍上の指示通りに走れる。

 猿橋助手は馬具効果に期待する。「中間の調教で試してみたブリンカーとクロス鼻革を着ける予定。体調や馬の雰囲気などはいいので最後まで集中して走り切ることができれば」

 1度の大敗で見限れないのが中内田厩舎だ。ダノンプレミアム自身も弥生賞1着→ダービー6着→金鯱賞1着や、マイラーズC1着→安田記念16着→天皇賞・秋2着という“V字回復”を経験している。同厩舎ではミッキーチャームも中山牝馬S14着→阪神牝馬S1着やヴィクトリアマイル8着→クイーンS1着と大敗からの劇的復活を見せた。外厩と密に手を取り、大敗のショックをなるべく早く馬から取り去ることにたけている。ダノンプレミアムも調教での活気を見る限り、安田記念の敗戦はもう忘れた雰囲気だ。

 前年の天皇賞・秋2着馬は翌年も崩れていない。別表の通り、01年メイショウドトウ以降は掲示板をキープし続ける。昨年の2着馬ダノンプレミアムも上位争い必至だろう。枠は8枠11番。外になったが、この頭数なら問題なし。復活の準備は整った。 

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