【朝日杯FS】カイザーノヴァで一発!全国リーディング首位の矢作厩舎、3頭出しで“配当妙味”

2020年12月16日 05:30

<朝日杯FS>調教へ向かうカイザーノヴァ(撮影・亀井 直樹)

 今年コントレイルで無敗3冠制覇を達成した矢作厩舎は52勝で全国リーディング首位を走る。ここは3頭出し。バスラットレオン、ホウオウアマゾンも楽しみだが配当妙味があるのがカイザーノヴァだ。前走デイリー杯2歳Sは好発から2番手へ。休み明けに加え、距離延長で初マイルが影響したのか伸び切れず5着に敗れた。

 まだキャリアが浅く、競馬を覚えていかないといけない時期。ただ、そんな現状でも2走前にオープン勝ち(クローバー賞)があるように素材の良さは間違いない。宮内助手は「背中の感じがいいし、ポテンシャルは秘めていますよ。精神的にも落ち着いてきました」と期待を寄せる。「力のいる馬場になった方がいい」と言うだけに連続開催7週目の芝は好都合。叩き2走目、慣れが見込める2度目のマイル起用で強烈な一撃があっていい。

 ◆矢作 芳人(やはぎ・よしと)1961年(昭36)3月20日生まれ、東京都出身の59歳。84年に栗東トレセンに入って04年に調教師免許を取得、05年に厩舎開業。JRA通算678勝、うち重賞46勝、G1は12年日本ダービー(ディープブリランテ)、19年有馬記念(リスグラシュー)、今年コントレイルで無敗3冠を達成するなど13勝。14年54勝、16年57勝で全国リーディング。

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