【皐月賞を占う】混戦模様も…無傷3連勝エフフォーリアが一歩リード

2021年3月8日 05:30

 以前は皐月賞の重要トライアルだった弥生賞だが、多様な臨戦過程を踏む近年は様相が変わった。コントレイル一色だった昨年とは違い、今年は混戦模様だ。

 スケールでは無傷3連勝で共同通信杯を制したエフフォーリアがリード。2戦連続で3F33秒4の強烈な瞬発力。雄大な馬格と中山向きの先行力も魅力。無敗街道がどこまで続くか。きさらぎ賞の覇者ラーゴムは4戦全連対の堅実性が光る。スタートでよれながら、すみれSを制したディープモンスターに大物感。皐月賞と同舞台の京成杯を制したグラティアスもV候補。弥生賞を勝ったタイトルホルダーは5F62秒6のスローに落とせた展開利が大きかった。問題はダノンザキッド。弥生賞で操縦性の難しさを見せた。これまで速い時計で勝ったことがなく、最有力候補から有力馬の一頭に後退した形だ。

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